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インフルエンザとインフルエンザワクチン

インフルエンザとかぜはどこが違うの ?

インフルエンザはインフルエンザウイルスという特定の微生物の感染によっておこる病気です。一方「かぜ」とは、ライノウイルス・コロナウイルス・RSウイルスなど種々のウイルス感染によって起こる上気道炎の総称です。インフルエンザでも、症状の軽い場合はその他の「かぜ」と区別がつきにくいですが、一般的にインフルエンザは症状が重く特に子供や高齢者、基礎疾患がある場合は重症化しやすい傾向があります。さらに、肺炎や脳症などの合併症も問題となります。ときに大流行を起こし多くの犠牲者を出すことも珍しくありません。

インフルエンザの症状は ?

1~5日(平均2日)の潜伏期間後、突然に発症し38℃以上の発熱・上気道炎症状・全身倦怠感などの症状が出現することが特徴的です。流行期(日本では11月~3月)にこれらの症状があった場合は、インフルエンザの可能性が高いと考えられます。症状の持続期間は、通常2~3日ですが5日を超えることもあります。いつもの「かぜ」より重いと感じたら、早期受診をおすすめします。

ワクチン接種で予防を !

インフルエンザワクチンの接種で、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防することが期待できます。インフルエンザウイルスに対しては、ワクチン接種が最大の予防手段になります。かかりつけ医とよく相談して、接種されることをおすすめします。

抗インフルエンザ薬

商品名として ➀タミフル(経口) ②リレンザ(吸入) ③ラピアクタ(点滴) ④イナビル(吸入) ⑤ゾフルーザ(経口)があります。抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以内に服用するなら効果を期待できます。どれを使用するは、かかかりつけ医と相談してからご使用ください。