月経困難症とは、月経に伴って起こる下腹部痛や腰痛などの症状が原因で、日常生活に支障をきたす状態です。下腹部痛、腰痛などに加え、おなかの張る感じ、吐き気、頭痛、疲労、脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつなども含まれます。 痛み止めなどの対処療法やホルモン療法があります。
診察案内
月経困難症

子宮内膜症
子宮内膜症とは、普段は月経で剥がれ落ちるはずの子宮の内膜組織が、何らかの原因で子宮の内膜以外の場所に入り込み、発育してしまう病気です。月経痛・慢性骨盤痛・性交痛・不妊の原因となる疾患です。

子宮腺筋症
子宮内膜に類似した組織が子宮滑筋組織の中にできる疾患で、月経痛や月経血量の過多などの症状があります。
不妊や早産の原因になることもあります。

子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍です。
卵巣から分泌される卵胞ホルモンの影響で大きくなります。一方閉経すれば子宮筋腫も小さくなります。
月経血量の過多、それに伴う鉄欠乏性貧血、月経痛、不妊症などの症状があります。

子宮頚がん・子宮体がん検診
子宮頸がんは子宮の入り口にできるガンで、20代後半から多くなり若い世代でも発症します。
症状は不正出血、接触出血が主体ですが、初期の場合はたいてい無症状です。子宮体がんは子宮体部に発生するガンで、40代以降で発症が増えるといわれています。症状は不正出血、特に閉経期以降の出血という形で発見されることが多くあります。
子宮がんの予防には、子宮がん検診の定期的な受診や、ワクチン接種が有効です。

更年期障害
閉経前の5年間と閉経後の5年間を合わせた10年間を「更年期」といいます。
更年期には様々な症状(更年期症状)が現れますが、特に症状が重く日常生活に支障をきたすような状態を「更年期障害」といいます。気分が落ち込む・意欲が低下する・イライラする・情緒不安定・不眠などの心の症状と、ほてり・のぼせ・発汗・めまい・動悸・頭痛・体の痛み・冷えなどの体の症状があります。

PMS
PMS(月経前症候群)とは、月経(生理)の前に起こる心や体調の不調です。
月経前3~10日間くらい続きますが、月経が始まると自然に治ります。情緒不安定・イライラ・不安・眠気などの心の症状、のぼせ・めまい・倦怠感・お腹や乳房が張る・便秘など体の症状があります。

プレコンセプションケア--ブライダルチェック(ブライダルチェック)
将来の妊娠を考ながら若い女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うことをプレコンセプションケアといい、近年注目されているヘルスケアです。
当院はプレコンセプションケアとして、超音波検査(経腹または経膣エコー)、感染症検査、身長体重測定などを実施いたします。また、ブライダルチェックも行っています。
ブライダルチェックはカップルでも女性のみでもご来院いただけます。

レディースドック
症状の有無にかかわらず、すべての女性に向けた健康診断のコースです。エコー(経腹または経膣)、子宮がん検査、感染症検査など行い健康状況をチェックし早期発見や予防を行います。

妊婦健診
当院では分娩を扱っていませんが、妊娠初期から30週位までの妊婦健診を行い、それ以降は分娩予約をされた病院に紹介いたします。当医院での妊婦健診中、異常が認められた場合は、江南厚生病院をはじめとした高次医療機関へご紹介しますのでご安心ください。

予防接種--HPVワクチン他(HPVワクチン他)
子宮頸がんワクチン、MRワクチン、インフルエンザワクチン、帯状疱疹ワクチンの接種を行っています。その他のワクチンを接種ご希望の方はご相談ください。(ワクチン接種は事前にお電話でご予約ください)子宮頸がんワクチン
定期接種(公費):小学6年生~高校1年生
14歳以下の方は2回接種または3回接種、15歳以上の方は3回接種が必要です。
※公費対象者以外の方で子宮頸がんワクチンの接種をご希望の場合は自費接種です。

ピル(経口避妊薬)処方・
避妊リング
女性が自分らしく生きていくための選択肢としてピル処方をしています。避妊に加え、月経周期が安定し月経痛の軽減やお仕事、旅行など計画的に楽しめるためにも服用できます。
なお、服用をやめれば妊娠は可能です。

ミレーナ
ミレーナは、子宮内に装着する避妊器具で「レボノルゲストレル」という女性ホルモンを5年間持続的に放出・維持することができる薬剤徐放システムです。避妊だけではなく、月経困難症、月経過多の改善にも効果が期待できます。
※月経困難症・月経過多の治療として使用する場合は、保険適用されます。
